寝苦しい熱帯夜でも、快適に眠る方法とは?

関東では梅雨明けも発表され、いよいよ夏本番になってきましたね。
7月~8月、エアコンをつけているのに
「暑くて眠れない」「暑くて夜中に起きてしまった」そんな経験はありませんか?


最高気温が高くなった日、熱中症の患者数が増加しています。
また熱帯夜が続くと、夜間も体温が高く維持されてしまい、熱中症が起こりやすくなるそうです。

今回は、寝苦しい夜におさらばし、快適な睡眠を手に入れる方法を教えます!

熱帯夜とは



熱帯夜とは、最低気温が25度以上の夜のこと。

ですが、気象庁が発表する予報解説資料などに用いる解説用語で、気象庁の統計種目にはないとされています。

そもそもなぜ、夏の夜は寝苦しいのでしょうか? 

それは、日本の夏の夜が高温多湿で体温調節がうまくいかないから。

眠るときは手足が温かくなり、その手足の熱を逃がすことで体と脳が休息状態になり眠りに入るんです。

ところが、気温と湿度が高いと、汗も蒸発しにくい状態に!!!
体温の低下がうまくできず、眠れなくなってしまいます。


エアコンでキンキンに部屋を冷やすのは、朝の目覚めを悪くする



真夏の熱帯夜は、寝具に接する部分の温度や湿度も他の季節より高くなります。
そして、寝返りの回数も多くなります。

寝返りが頻繁になると、無意識のうちに熟睡できなくなります。
結果、眠りの質が低下します。

エアコンの設定で、寝室の温度調整をすれば良いのでは?と考えませんか。

しかし、温度を一定に設定しているだけでは、睡眠の質には逆効果になる可能性が!!

睡眠中、人間の体温は下がる傾向に入ります。

代謝量を抑えようと、体温が自然に低下。午前4時頃には1度近くも下がるんです!

なのに、その時に部屋をキンキンに冷やすと、体温の上昇を妨げてしまう可能性も。

適切な体温上昇を妨げ、目覚めのリズムを狂わせることもあるんです。

朝の目覚めを良くするには、温度調節が欠かせません。
 

睡眠環境を整える方法

では、夏の睡眠を快適にする方法は何があるのでしょうか?

1.涼しい寝具を使いながら、エアコンを賢く活用

眠り始めは、体温を下げるために汗をかきます。最初の室温は涼しい方がベスト。

就寝1時間前に寝室の冷房を25度にし、部屋をしっかり冷やしましょう。

寝る時に、26〜29度の少し汗ばむけど目が覚めない程度の温度に変えることを忘れずに!

1時間ほどで徐々に室温が上がり、体温リズムに合わせた温度変化を作ることができます。

熱帯夜の日は、一晩中高めの温度でエアコンをかける方が、途中で目覚めませんよ。


2.吸湿性、通気性に優れた寝具に

布団の中の環境にも気を配りましょう。
吸湿性の低い寝具で寝ると、体がグショグショになって大変!

どんどん汗を吸い取るようにしたいもの。

一方、発汗も必要です。

汗が出ることで、体温は0.5~1度ほど下がります。
この体温低下は、眠りにつくために欠かせません。

「暑いから何も掛けずに寝る」ではなく、「温度を下げすぎず、湿度を上手に取り除く」寝具が理想。
シーツや掛け布団の素材は、吸湿性、吸い取った汗を上手に外に出す「通気性」に優れたものを選びましょう。

また、裸で寝ることが健康にいいと言われていますが、もちろん汗の対策としては「NG」ですよね。
締め付けないことではいいかもしれませんが、「寝てる間にコップ1杯分の汗をかく」なんて聞いたことはあるかと思います。

なるほど、納得。
通気性のあるパジャマを選ぶことも必須と言えますね。

3.素材に気を配ろう

カバーやシーツにはおすすめの素材があります。

綿や麻です。麻のシャリシャリ感は、暑い夜を快適に過ごせますよ。

同じ綿でも、タオル地やガーゼはとりわけ吸湿性抜群。
表面がデコボコのサッカー地やリップル地も、肌との接触面が小さくなり通気性が増します。

また、夏用の敷きパッドを使えば、さらに快適に。

空気が通る立体構造のもの、い草、竹などを使ったものは特に涼しく眠れるでしょう。


4.頭を冷やそう

快眠には、“頭寒足熱”の状態がよいと言われています。
頭を冷やして脳の働きを落ち着かせると、心地良い眠りに。

保冷剤や枕用のクールパッドなどを活用し、頭部を涼しく保ちましょう。

ただし、直接頭に当てるのは刺激が強すぎ。
タオルなどでくるんで、冷たさを調整するとよいですね♫

頭寒足熱が寝付きに良い

頭寒足熱とは・・・
頭は冷やし、足は暖かい状態にしておくこと。よく眠れ、健康によいとされる。
そう!
YOKONE2の冷感素材の枕カバーは、頭を冷やすことで快適な入眠を可能にします



冬は冷たいのでは?という質問をいただくことがありますが
古来から安眠のためには「頭寒足熱」といわれており、1年を通して頭を冷やすことは質の高い睡眠につながると言われています。


しかし、首元を冷やすと快眠はもちろん、体にも良くないため、首元には肌触りの良い素材を使用しています。
これも快眠を追求することで、年中通して冷感素材の枕カバーを起用することにたどり着きました。
ひんやりとした感覚が心地よいというお声をたくさんいただいており、すでにご購入のお客様からは好評をいただいています。


まとめ

夏本番。これからますます暑くなっていきます。

昼間の厳しい暑さで疲れるからこそ、良質な睡眠をとって体のダメージをしっかりとりたい。

エアコンや寝具の見直しで、熱帯夜でも快適に過ごせます。
同時に扇風機やサーキュレーターを回して、空気を循環させるのもオススメです。
更には、ぬるま湯のお風呂につかることでも快眠対策にもなります!

ぜひ、自分に合った睡眠環境をみつけて快適な睡眠を手に入れてくださいね。



The following two tabs change content below.
丸山 晴美(睡眠改善インストラクター)

丸山 晴美(睡眠改善インストラクター)

活動計で毎朝自分の睡眠の質を確認するのが趣味です。

関連記事

  1. 過ごしやすい秋も要注意!秋バテの原因と効果的な睡眠方法とは?

  2. 夫婦円満の秘訣はベッドサイズにあり! 知っておくべき快眠ルール

  3. 秋の夜長は涙を流して快眠に!話題の「涙活」って?

  4. トリプトファンはいいコトだらけ!知っておくべき健康効果5つ

  5. 冷え性でもぐっすり眠れるコツは“湿気コントロール”にあり

  6. 記憶力アップには睡眠が鍵を握る!

  7. 寝苦しい夜にさよならしよう!夏の快眠技6選

  8. 隠れ睡眠障害の人が増加!チェック法と対策でグッスリ生活に変身

  9. 1年で最も疲れやすいのは10~12月!睡眠で疲れを吹き飛ばそう

本記事の目次

睡眠改善インストラクター竹田著書

PAGE TOP