アロマは睡眠の味方?心を癒やす香りで快適な睡眠を!

最近、なんだか寝付きが悪かったり、嫌なことがあって気分が憂鬱になったり、仕事のことが気になって眠れなかったりしたことははありませんか?
唯一ゆっくりできるはずの寝る前ですら気持ちをきりかえられない時もありますよね。
眠れない夜、あなたはどんな過ごし方をしていますか?

疲れてるから眠りたい!なのに眠れない!

そんなあなたに、うまく気持ちを切り替えて、ぐっすり質の良い睡眠をとり、次の日をハッピーな気持ちで迎えるためのアイテムをご紹介していきたいと思います。

心地よい眠りに導くアロマオイル

それは、だれでもお手軽に取り入れることができるのが「アロマオイル」です。
そもそもアロマオイルとは、アロマ(香り)のオイルなので、種類は様々ですが精油(エッセンシャルオイル)が一般的と言われているようです。精油(エッセンシャルオイル)は、ハーブなど植物の有効成分を抽出したオイルでその種類は300種類以上と言われています。効果としては、植物の持つ香りや成分の自然パワーを積極的に使って心と体をリラックスさせて、幸せな気分やほっこりとした気分に導いてくれたり、健康維持のお手伝いをして働いてくれます。

選び方は人それぞれではありますが、種類がたくさんあって選びきれない時は、その時自分自身が改善したいお悩みで選ぶと良いです。

眠る前におすすめのアロマオイル

眠る前のアロマオイルのおすすめとしてご紹介すると、身体の疲れをとり、リラックスしてぐっすりと眠り、次の日の朝の目覚めを良くしてくれる効果のあるものが良いです。

代表的なものだと・・・

カモミール・ローマン

精神的なダメージがある時。鎮静効果があり、痛み全般を和らげる機能がある。消化不良や、胃腸の改善にも。

オレンジスイート

ぐっすり眠りたい時に。気分が明るくなり、老廃物排出機能がある。

クラリセージ

不安、緊張に。気持ちを和らげる機能がある。肩こりにも。

プチグレン

ストレスやプレッシャーを感じるときに。気持ちを和らげる機能がある。

マジョラム

自律神経を整えたいときに。自律神経を整え、体を温めてくれる機能がある。冷え性にも。

ラベンダー

深くリラックスしたい時に。気持ちを落ち着かせる機能がある。体や肌の免疫力UPにも。

 

います特にラベンダーは、睡眠を改善するエッセンシャルオイルとしてもっとも有名です。
最近では、医療機関や介護施設でも使用されており、ロンドンの老人病院での研究によると、睡眠薬を常用していた患者さんにラベンダーの香りを嗅いでもらったところ、眠りが深くなって徘徊がなくなり、日中は眠気が減ってスッキリ過ごせるようになったそうです。
日本では大学生を被験者とした睡眠中の脳波実験の報告もあり、大学生にラベンダーの香りをつけた布団で眠ってもらったところ、普通の布団で寝た夜と比べてレム睡眠や深い睡眠が明らかに増えました。ラベンダーの香りによって、心身ともにぐっすりと眠れたということです。

アロマオイルは香るだけでも効果はあります。お風呂に数滴垂らしてアロマバスにしてみたり、アロマランプに入れたりハーブティーとして眠る前に飲んでみたりすることもおすすめします。

さらに、ぐっすり眠るということは心にも肌にもとても良いことなんです。

良い睡眠を取ることで起こるメリット

良い睡眠を取ることができると、様々な良い効果が期待できます。

1.美肌効果

睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌の<修復・再生>をするといわれています。睡眠中分泌される成長ホルモンのおかげで、細胞の修復や代謝の促進を促し、美肌への効果をひきあげてくれます。肌は、日中、常に紫外線や外気ストレスなどにさらされダメージを受けています。
この時、成長ホルモンは 肌の細胞分裂を促して新しい細胞をつくり出す(ターンオーバーの促進)、ダメージを受けた細胞を修復して再生させるといわれ、深く良質な睡眠は、どんな美容液もかなわない最高の美容法なのです。成長ホルモンは、活動している日中にはあまり分泌されず、夜しっかりと身体を休めてリラックスして寝た”ぐっすり睡眠中”に分泌されます。特に 入眠直後の3時間は、お肌のシンデレラタイムといわれており、入眠後、約30分後から始まる一日のうちで最も深い眠りを合図に成長ホルモンが最も多く分泌されるためです。夜更かしをしたり、睡眠時間が不規則になると、ホルモンバランスや体内リズムが崩れたり、ターンオーバーが乱れ、乾燥やくすみ、しみ、シワ、たるみといった肌トラブルにつながることも出てきます。

2.ダイエット効果

充分な睡眠がとれていると、満腹を感じるレプチンと呼ばれるホルモンと体脂肪を減らすコルチゾールというホルモンがでます。さらに睡眠中に多く分泌される成長ホルモンは、基礎代謝をあげてくれます。
睡眠時間が6時間以下と少ないと、このホルモンは分泌することが難しいとされているのです。効果的な睡眠時間は、7時間以上です。また、睡眠不足になるとグレリンという成分が増え、フライドポテトやナッツのような高カロリーの食事を好むようになる傾向が顕著に現れるそうです。
つまり、寝不足になるだけで食事量が増え、しかも太りやすい食事を好むようになるということになります。

3.記憶力効果

私達は起きている時は目を開け続けているため、次から次へと情報を脳へ送り続けている状態です。この状態では脳は入ってきた情報を整理する時間がなく、頭に定着させることができません。情報を整理するために「情報が入ってこない時間」が必要であり、これが「6時間以上の睡眠」です。睡眠中は目を閉じて外部からの情報を遮断しているため、後から入ってくる情報がなく記憶の整理がスムーズに行われます。
睡眠中の情報は夢を見ている時におこなわれると言われています。
夢の内容が支離滅裂なのは様々な記憶を整理している途中段階を見ているからなのです。

記憶が整理されれば頭に定着します。記憶を定着させるためにも睡眠は必要不可欠なのです。

4.免疫力を高める

質のよい睡眠をしっかりと取ることができる人は免疫力が高く健康です。逆に、不眠になると高血圧、糖尿病になりやすいそうです。 睡眠が免疫力を高め、さらに生活習慣病の予防にもなるのです。睡眠は1日働き続けた体を休ませ、脳や神経、細胞に休息を与える大切な時間です。眠ることにより、ホルモン分泌や内蔵機能の働きが整えられるため睡眠不足になると胃腸のトラブルなど体にも様々な悪影響がでできます。

夜22時以降に免疫力は最も高くなります。この時間帯に質の良い睡眠を取ることで内蔵や細胞の修復が行われ疲れた脳や荒れた内蔵の働きを正常に整えるのです。。しっかりと休息をとった免疫系も活発に働いてくれます。

5.ストレス解消

ストレスを感じるという状態は脳がつかれている状態であるということでもあります。
「嫌なことがあっても寝るとすっきりした」と感じる人もいるように質の良い睡眠を取ることによって疲れた脳を休ませることができるので睡眠は非常に効果的なストレス解消法でもあります。
睡眠が不足した状態が続くと徐々にストレスは溜まっていき、うつ状態をはじめとする精神疾患や不眠症などの睡眠障害を発症する原因にもつながります。

睡眠は私達にとって必要不可欠であり、大切な時間です。
まずは、取り入れやすいアロマオイルを試し、質の良い睡眠をとってみてはいかがでしょうか?

きっと心も体も喜び、ぐっすり眠れるのではないかと思います。

引用: 安眠に効果的なアロマオイル
睡眠の効果と必要性
睡眠は免疫力を高める
アロマオイル事典~効果・効能・使い方をご紹介 

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長行司 季子(睡眠改善インストラクター)

長行司 季子(睡眠改善インストラクター)

部活に励む息子娘と17歳の老犬の介護に追われるアラフィフ主婦。 スポーツ・教育・ペット・教育 と睡眠 時々美容ネタ。

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睡眠改善インストラクター竹田著書

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