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「明日5時起きなのに全然眠くならない・・・」
「最近熟睡できていない・・・」
このような経験は誰にでもあると思います。

そんな時の対策としては寝酒やホットミルクを飲む。
羊を数える、読書をする、音楽を聞く、寝るのをあきらめる。etc・・・

色々ありますが、市販の睡眠薬を使うというのも一つの手です。

「睡眠薬は怖い。依存性があるのではないか?」

そう思うのは少し時代遅れかもしれません。

睡眠障害対処12の指針という厚生労働省の研究班がまとめた
睡眠障害を事前に防ぐための指針には

「睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全」

と書かれています。

テレビドラマで睡眠薬を飲んで自殺をするシーンも
昔の睡眠薬では可能ですが、現代の睡眠薬では難しいという話しもあります。

睡眠薬というキーワードは誰もが知っていると思いますが
意外と知らない睡眠薬の効果や副作用はもちろん
睡眠薬を使った珍事件などをまとめていきます。

そもそも、なぜ睡眠薬で眠くなるのか?

眠りについてはまだ全容が解明されているわけではありませんが
人間の眠りには、2つのタイプがあるといわれています。

1つ目は、脳の神経に作用する睡眠物質で眠くなるパターンです。
人間は起きている時に疲れと同時に脳内に睡眠物質が溜まっていきます。
その睡眠物質が脳の神経中枢を刺激する事で眠くなってきます。

2つ目は体内時計の働きによるものです。
夜暗くなってくると、人間の脳からはメラトニンという睡眠ホルモンが分泌されます。
そして体内時計を刺激し「もう寝る時間だよ」と身体に指令が出る事で自然に眠くなります。

睡眠薬には、この2パターンを助ける成分が配合されています。
1パターン目の脳の神経中枢に作用する睡眠薬は「ベンゾジアゼピン系」といい
睡眠薬のなかでもポピュラーな存在です。

2パターン目の体内時計をサポートする睡眠薬は「メラトニン受容体作用型」といいます。
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬よりも副作用が少なく、自然な眠りをサポートしてくれます。

睡眠薬で自殺するシーンは1960年代までの昔話?

下記はオールアバウトで睡眠専門医の坪田聡先生が書かれていたものです。

医師が処方する睡眠薬は、かなり安全になりました。
テレビドラマでは、睡眠薬を飲んで自殺するシーンが今でも見られます。でもこれは昔のことで、
今の睡眠薬では、ちょっと無理な話です。

1960年代までは、バルビツール酸系睡眠薬が主に使われてきました。この薬は、催眠効果が出る血中濃度と、呼吸が止まってしまう致死量にあまり差がありませんでした。

そのため、医師に処方された2週間分の薬を一度に飲むだけで、生命に危険が起こりかねません。
芥川龍之介も、バルビツール酸系睡眠薬で自殺したと伝えられています。

現在、医者でもらう睡眠薬の大半は、ベンゾジアゼピン系あるいは非ベンゾジアゼピン系の薬です。これらは、十分に強い催眠効果がありますが、危険な副作用は格段に少なくなりました。バルビツール酸系睡眠薬と違って、たくさん飲んでも長く眠るだけで、死ぬ危険はほとんどありません。鳥取県や首都圏での事件でも、睡眠薬で眠らされた被害者は、薬の作用だけで死んだわけではなさそうです。

引用:コワイ事件が多発! 睡眠薬って本当に危ない薬?

睡眠薬が効き過ぎた!飲み過ぎた時に身体から抜く方法

睡眠薬を服用すると、血液中の睡眠薬の成分濃度が上昇していきます。
その後、肝臓によって分解され、睡眠薬成分の血中濃度が徐々に低下します。

睡眠薬を飲んで、翌日頭がボーッとしたり倦怠感がある時は
起床後に水分補給(500ml~1000ml)をしっかりして
血液中の睡眠薬成分濃度を尿と一緒に体外へたくさん出すといいでしょう。

睡眠薬は副作用と依存性が高い?

前述しましたが、昔使われていたバルビツール酸系の睡眠薬は
睡眠効果は高いですが依存性の危険も高いものでした。

しかし、現代の睡眠薬の主流になっているのは、ベンゾジアゼピン系です。

ベンゾジアゼピン系は、耐性や依存性が起こりにくく、比較的安全に使えます。

副作用としては、翌日まで眠気や疲労感などが持ち越す場合があります。

また、ベンゾジアゼピン系が進化した「非ベンゾジアゼピン系」もあります。

この非ベンゾジアゼピン系は、安全性が高くて依存性がとても少ないです。

その理由はベンゾジアゼピン系で起きる副作用を軽減するために、開発されたからです。

ベンゾジアゼピン系と比較すると、より自然な形で睡眠に誘導してくれます。

このように睡眠薬は、進歩を続けており依存性や副作用の心配は減ってきています。

中村俊輔も時差ボケ対策に使っていた睡眠薬

サッカー日本代表や海外出張の多いビジネスパーソンは時差ボケに苦しみます。
その時差ボケを解消するために睡眠薬は有効な手段です。

下記は中村俊輔(サッカー元日本代表)選手をフィジカルコーチとして指導した池田誠剛氏が語った内容です。
スポーツ選手も睡眠薬を上手く活用している事例ですね。

海外から戻ってくる選手の中には、時差調整に苦労したり、移動直後のゲームでいいパフォーマンスを出せなかったりし、悩む者も少なくない。日本代表でもミッドウイークの代表戦のために前日帰国した選手数人が後半になってガタ落ちするケースがたびたび見られた。

長年欧州と日本を行ったり来たりしていた中村俊輔が「代表選手が時差でよく眠れないという話を聞くけど、それなら睡眠薬を使ってでも調整するべき。自分はそうしていた」と叱咤激励したこともあった。

そんな中村の発言について、マリノス時代から彼をサポートしてきた池田氏は「俊輔はコンディション管理の意識が非常に高い一流のプロフェッショナル」と称賛していた。

「時差調整については韓国の選手からもよく質問を受けます。『到着地の時間に合わせて機内で寝るか寝ないかをはっきりさせることが大事。7~8時間の睡眠を取れば到着後も体のスイッチがスムーズに入る』とアドバイスはしていますが、実際にどうするかは自分の努力。

俊輔みたいに睡眠薬の力を借りるのも一案でしょう。本当のトップレベルの選手は移動が大変だとか、過密日程で調子が悪いといったエクスキューズは言わない。国の代表として戦うことにも感謝している。韓国は日本よりその傾向が強いので、選手の出場給が出るようになったのもつい最近なんです」と池田氏は言う。

引用:フットボールチャンネル

睡眠薬を使った珍事件

「男性同性愛者の肛門に睡眠薬を突っ込み、眠っている間に貴重品を奪う-。
このような犯行を何度も繰り返していた男が 2012年11月13日
昏睡(こんすい)強盗容疑で神奈川県警に逮捕されました。」

こんな事件が過去にあっていたんですね・・・
もちろんマネしないで下さい(汗)

市販されている睡眠薬

睡眠薬は病院で処方してもらうのが一般的ですが
病院に行くまではないけど睡眠薬を試してみたいという人は
薬局やネット通販などで市販の睡眠薬を購入する事ができます。

以下にいくつか市販の睡眠薬をご紹介いたします。


【指定第2類医薬品】ドリエル 12錠/エスエス製薬


【指定第2類医薬品】ネオデイ 12錠/大正製薬


【第2類医薬品】パンセダン 24錠/佐藤製薬


【指定第2類医薬品】リポスミン 12錠/皇漢堂製薬

まとめ 睡眠薬は正しい用法用量を守れば怖くない

ここまででまとめてきたように、現代の睡眠薬はかなり進化しています。

正しい用法用量を守れば寝酒をするよりよっぽど安心して
依存性や副作用もあまりなく使う事ができます。

上記でご紹介した薬局で市販されている睡眠薬は私も試した事がありますが副作用は特に感じなかったですし、依存というのはもちろんありませんでした。
私はドリエルを購入しましたが、薬局の薬剤師の方に相談をすると各商品の特徴を教えてくれます。
最初は睡眠薬を買うなんて変なやつだと思われたくないだとか抵抗があるかと思いますが、眠れない方が精神的にも肉体的にも辛い事なので、もし万が一睡眠で困ったら睡眠薬を試されてみてはいかがでしょうか。

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竹田 浩一(睡眠改善インストラクター)

竹田 浩一(睡眠改善インストラクター)

以前は5時就寝。昼12時起床の生活だったが、現在は朝5時起床。夜22時就寝という生活を送る。

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