「秋の夜長」、段々と夜の時間が長くなってきましたね。
気温が高く「寝苦しい」と夜に何度も起きた夏ともさよならする時期になりました。
そんな過ごしやすくなる秋ですが、睡眠時間が徐々に長くなるって知っていましたか?
また、秋は気候が安定しているので、睡眠改善に適した季節とも言われています。
ですが、なかなか寝付けなかった夏の癖がついてしまい、秋になっても眠れないという人も多いのでは?
そんな方!ぜひ「涙活」をしましょう!
・秋は睡眠を改善するチャンスなの?
・涙活ってなに?
・ただ涙を流すだけでいいの?
・睡眠とどんな関係があるの?
・おすすめの涙活ってなに?
そんななかなか寝付けないけど、熟睡して快適な睡眠を手に入れたい!あなたの疑問にお答えします!
秋は睡眠改善に適しているって本当?
睡眠時間は秋から冬にかけて徐々に長くなり、春から夏にかけて短くなると言われています。
これは冬眠する哺乳類と同じ身体機能が、人間にも生まれつき備わっているためと考えられています。
こうした季節による変化は気温ではなく、日の長さが関係しているのです。
体内時計が日の出や日の入りの時間の変化を感じ取り、合わせて睡眠の長さやタイミングを変える役割を担っています。
その効果で、覚醒と睡眠を切り替えてくれる「メラトニン」という睡眠ホルモンが出やすくなり、睡眠改善を促してくれるんですね。
このタイミングに最適なのが、秋なのです。
涙活とは?
そんな秋の睡眠改善にオススメの涙活とは一体どんなものなのでしょうか?
「涙活」は、1カ月に2~3分、意識的に涙を流すことで心のデトックスを図る活動のこと。
離婚式プランナー・寺井広樹さんによって考案・提唱され、今なお全国各地っで涙活イベントが開かれています!
皆さんは最近、いつ泣いたか覚えていますか?
大人になるとつらいことがあった時でも「しっかりしなきゃ」と泣くのを我慢することが多いのではないでしょうか。
涙活は、「大人も、泣きたい時には思いっきり泣こう!」というのが、涙活の考え方です。
涙を流すとよい理由
涙を流すのはなぜ良いのでしょうか?
実は、ストレス発散やリラックス効果があると言われているんですね!
1 ストレス発散になる
涙を我慢すると、ストレスを体の中に溜め込んでしまいます。悪化すると、病気を発症する危険性も!
そこで、号泣をぜひしてみましょう。
号泣するとスッキリした!と思う方も多いはず。
心の中に我慢していた日頃のストレスを、泣くことで思いっきり解放するんです。
すると、体の外に排出することができているんですね。
2 リラックス効果が期待できる
涙を流すと、緊張やストレスに関係する交感神経から、脳がリラックスした状態の副交感神経へとスイッチが切り替わります。
たくさん泣けば泣くほど、解消し心が落ち着いてきますよ。
涙には3つも種類があった!
涙には3種類もあるってご存知でしたか?
①基礎分泌による涙
②刺激による涙
③感情による涙
順番に詳しく見ていきましょう!
1 基礎分泌による涙
ドライアイを防ぐのは、この涙です。
常に眼球を潤して、乾いたり固まったりするのを防いでくれます。
風、煙、ホコリ、砂などが目に入ると、反射的に涙が流れ出します。
外の刺激から目を守ってくれているんですね。
2 刺激による涙
タマネギの刺激や目にゴミが入ったときに出る涙です。
料理中にタマネギを切ると、スルフェン酸という物質と酵素が反応して、硫化物質が作られます。
その流下物質が空気中に放出され、目の中に入ってくると硫酸化合物になります。
すると、目の知覚神経が刺激され、脳に信号が送られてきます。
まぶたの中の涙腺に「ホルモンを放出しろ」と命令を出し、硫酸化合物を洗い流す涙が出てきます。
3 感情による涙
悲しいときや嬉しいときに流す涙です。
コミュニケーションや共感を管理し、脳の司令塔とも呼ばれる“前頭前野”(前頭部に位置)に血流が増えて行きます。
結果、興奮して涙が出てくる仕組み。
ストレス解消に必要なのは「感情による涙」
同じ涙でも、ただ涙を流すのでは意味がありません。
人がストレスを発散するためには3つ目の「感情による涙」を流さなければならないのです。
「感情による涙」には嬉しい時、悲しい時の高まっている感情を抑え、心身をリラックスさせる力が秘められています。
そのため、感情に逆らうことなく、存分に泣くのが体にも心にも良いんですね。
睡眠との関係性
涙を流すと良い理由が分かったところで、肝心の睡眠とはどんな関係があるのでしょうか?
涙は、眠りに入りやすくなる状態にする重要な働きをしてくれるんです。
人はストレスを感じたとき、自律神経系の中にある交感神経が活発に。
この交感神経は身体を「極度の緊張状態」に変えてしまいます。
そこでリラックスするために必要なのが、「お休みモード」にする副交感神経の活発化。
活発化させるのに最も簡単な方法、それが「睡眠」なのです。
交感神経によって引き起こされたストレスも軽減でき、疲れも取れていく睡眠。
ところが仕事や飲み会で睡眠不足が続いたり、なかなか深い眠れない人は交感神経が活発に働き続けるため、
イライラがどんどん溜まってしまいます。
そこで、人間は涙を流すのが効果的。
脳や身体がリラックスした状態になるので、眠りにつきやすくなります。
そのため、なかなか眠れない方には「涙活」がオススメなのです。
おすすめの涙活5選!
「涙活をやってみたい!でも、どんな方法があるか分からない!」そんな涙活初心者にオススメを5つご紹介します!
①本を読む
手軽に読める文庫本などは、軽くて読みやすいです。
本そのものが重いと、心休まる前に疲れてしまいます。
活字が苦手という方は、絵本もいいですね。
柔らかいタッチのイラストに、心も穏やかになるでしょう。
②映画を観る
映画は心温まるもの、愛おしくなるもの、切なくなるもの…思わず大号泣してしまう作品から、しっとりと泣ける作品と幅広いため飽きることがありません。作品に集中する時間も作れますね。
ですが、ヴァイオレンス系やホラー系など恐怖を感じる映画はNGです。恐怖は共感脳の血流を減らし、セトロニンの働きを弱めてしまいます。
登場人物に共感できたり、ストーリーが感動できるものだといいですね。
③音楽を聴く
涙活をテーマにしたCDアルバムも発売されているなど、音楽を涙活に取り入れる方もたくさんいます。
オススメは、イヤホンやヘッドホンを使って、自分の部屋や静かな場所で聴くこと。音楽が耳に直接響いてきます。
また、お風呂で聴くと心身ともに癒されます。防水加工の音楽プレイヤーなどあると便利ですね。
④イベントに参加する
涙活イベントは各地で開かれています。
どんな方法が自分に合っているか分からない方は、一度参加してみるのもいいでしょう。
「涙活 イベント」で検索してみると、さまざまな情報が出てきますよ。
最近では、涙活と婚活を組み合わせたイベントもあるそうです。
⑤思いっきり泣く
たまには、声を出して思いっきり泣きましょう。
気が散らないよう一人になれる場所でも、心許せる人の前で泣くのでも大丈夫。
思いっ切り泣いた後、「スッキリした」と思えればいいんです。
大人も子どもも関係ありません。また新たなストレスにつながらないよう、大号泣しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
涙活したいな?と思ってもなかなかできない方。毎日しなくていいんです。
「自分このジャンルやテーマに弱い、泣いてしまう!」
読書の秋にそんな本を読んだり、映画を観ることでリラックスする時間を作り、快適な睡眠ライフを楽しんでみませんか?
丸山 晴美(睡眠改善インストラクター)
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