寝るときに注意したい!寝起きの肩こりを防ぐための3つの方法

睡眠は、人間の健康維持と増進のために非常に重要なものです。 最近は「肩こりがひどくて寝付けない」、「睡眠が浅い」、「朝肩こりを感じて気持ち良く起きられない」などのお悩みも多いようです。 こうした背景にはパソコンやスマートフォンなどの画面を操作する機会が増えて同じ姿勢を長時間とり続けてしまうことや、日常的なストレス、運動不足、食生活の乱れなど、現代の生活環境が大きく影響しているようです。 しかし、睡眠は毎日のことですから良質な睡眠をとって、肩こりなどを感じない気持ちのよい朝を迎えたいですよね。 そのため、こうした現代人の慢性化しつつある肩こり対策用の商品やアイデアも数多く出ています。 このように数多くある多様な商品、アイデアの中からしっかりとした効果を感じられ、自分の生活のなかに無理なく取り入れられるものを賢く選びたいものです。 自分に合ったものを見つけ、これを活用してクオリティーの高い毎日を実現していきましょう。 以下にいくつかの肩こり対策をご紹介します。  

自分に合った枕を選びましょう

枕が合わないと朝、起きた時に肩こりを感じやすいです。そのため、自分に合う枕を選ぶことが大切です。 枕の高さが高すぎても低すぎても頭を支えている首に負担がかかり、必然的に肩こりになりやすいです。 就寝時から朝まで睡眠中、頭と首をしっかりと支えられる高さ、硬さのもので、かつ寝返りを打ったときにも肩を圧迫しないような高さ、大きさのもの選ぶようにしましょう。 最近では様々な材質、形状、機能を有した枕が数多く販売されています。高さを自分で変えられるものもあり、より自分に合った枕に近づけられます。 肩こりを防止する横向き寝用の枕も販売されています。 また、医師や整体師が考案したメディカル枕も多種類のものが販売されています。 百貨店や寝具を扱うお店の枕コーナーには採寸をしたり、コンピューターを使ってその人の寝ているときの状態を調べたり、実際にその枕をして横になり寝心地を試したりしながらオーダーメイドの枕を作成してくれるお店もあります。 インターネットなどでも様々な枕が詳しく紹介されており、送料無料や合わなかった場合の期限付き返品保証サービスをつけているお店もあるので気軽に試すことができます。  

眼性疲労からくる肩こりに注意しましょう

最近では、眼精疲労による肩こりの症状を訴える人が多いといわれています。 職場や学校、趣味やネット通販などで、パソコンやアイパッド、スマートフォン、携帯などの画面を長時間見たり、操作したりしていると目の奥に疲れを感じ、コリにつながります。 また、これらに集中すると長時間同じ姿勢をとってしまいがちなため、血行が悪くなったり筋肉が硬直したりしてコリの原因となってしまうようです。 寝る前にスマートフォンなどを長時間操作したり、ゲームをして遊んだりすることも、朝起きた時の肩こりの原因となるばかりでなく、睡眠障害の原因にもなるといわれています。 寝る前にはこうしたものの使用を避け、部屋を暗くしてリラックスして眠れる環境を作るようにすることで、自律神経が整い、睡眠や肩こりの予防につながると考えられます。 眼精疲労を軽減するよう、日常生活を見直すとともに、続く場合には眼精疲労対策のサプリメントや目薬、飲み薬を試してみるのもよいでしょう。  

肩こり対策いろいろ~音楽、香り、運動、整体、薬、便利器具

寝る前に軽くストレッチやヨガをして血行をよくすることも朝の肩こり緩和に有効です。 また、心地よい音楽を聴いたり、香りをかいだりすることで、自律神経が整ってリラックスすることができ、寝つきがよくなり睡眠の質が高まり、コリの軽減を期待することもできるでしょう。 肩こりを強く感じるときには、肩やツボに磁気パッドを張ったり、湿布を貼ったり、蒸しタオルや温め効果のあるパッドで肩やその周辺を温めてから眠ると痛みが緩和されて血行もよくなるので、翌朝コリを感じにくくなるでしょう。 あまりにもひどい肩こりが続く場合は、薬を飲んだり、かかりつけの病院や整形外科を受診をしたり、整体やスポーツジムに通ったりすることで根本的な原因をたしかめ、専門家の指導のもとで日ごろから正しい対策をとることが必要になります。 さらに運動や食などの生活習慣を見直したり、筋肉を鍛えて姿勢をよくしたりしてコリに根本から向き合っていくことで、気持ちのよい朝を迎えられる日々が増えてきます。  

まとめ

肩こりの一番の原因が何なのかがつかめれば対策もとりやすいと思いますが、原因がつかみにくい場合もあると思います。 仕事で遅くなり夕食の時間が深夜に近くなってしまうことからくる消化不良が原因となっている場合などはこれにあたるでしょう。 このような場合は食事内容を軽くしたり、酵素などのサプリメントを夕食と一緒に摂取して消化を促進したりすると朝のコリが緩和されることもあるようです。 朝の肩こりの原因が思い当たらない場合は自分の生活に取り入れやすいものから順に試してみるのもよいのではないでしょうか。 それでも改善しなければ、専門家の助言を仰ぐのも一手だと思います。 肩こりは比較的多くの人が感じやすいものですからコリぐらいと済ませてしまいがちですが、コリを感じるということはやはり多少なりとも生活習慣や体に問題があるということのサインであるとも捉えられます。 肩こりというサインを軽視しすぎず、健康の維持と増進を図っていきたいですね。

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竹田 浩一(睡眠改善インストラクター)

竹田 浩一(睡眠改善インストラクター)

幼少期から睡眠障害で悩み、様々な策を講じ28歳で克服。現在は朝5時起床夜10時就寝という生活を送る。TBS「マツコの知らない世界」に目覚まし時計と睡眠の専門家として出演。また学校や企業で睡眠講座を行うなど睡眠改善の啓蒙活動を続ける。

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睡眠改善インストラクター竹田著書

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