彼女の歯ぎしりに悩む彼にコッソリ教える歯ぎしり解消7つの方法

あなたもこれまでに他人の歯ぎしりを聞いた。
家や旅先で歯ぎしりがうるさいと言われたなど
一度はご経験があるのではないでしょうか。

今回、とある20代カップルのお悩みの原因を解消したく記事を書かせていただきました。

その彼は大好きな彼女の歯ぎしりがひどく、一緒に寝ていてもベッドからソファーに移って眠り
朝起きると彼女の悲しい顔が目に飛び込んでくる・・・
そんな二人を切ない気持ちにさせる歯ぎしりの原因を追求していきたいと思います。

まず、歯ぎしりにはどのようなタイプがあるのかご説明しましょう。

1.上下の歯をすり合わせる(グラインディング)タイプ

一般的にイメージされる歯ぎしりで、睡眠中に歯を左右こすり合わせて「キリキリ」という音を鳴らします。
歯の磨耗を起こしやすいのが特徴で、歯ぎしりをしている年月が長いほど、歯のかみあわせの面がすり減ったり、歯のつけ根が削れる、歯がしみる知覚過敏になりやすいといわれています。

2. 上下の歯を強く噛み締める(クレンチング)タイプ

上下の歯に力を入れてぎゅっと強く噛みしめた状態で睡眠しています。
このタイプも歯ぎしりの中ではよく見かけるものです。
顎に大きな力が入っていますが、音はほとんど立てないので、周囲の人には気付かれにくく、
本人も自覚がないことが多いようです。
目覚めた時、口の周囲にこわばりがあったり、歯の痛みや歯が欠けたり、割れてしまう場合もあるようです。

3. 小刻みに歯を鳴らす(タッピング)

上下の歯をぶつけ合うタイプの歯ぎしりです。「カチカチ」「カンカン」という音を立てるのがクセになっているタイプ。
「グラインディング」や「クレンチング」と比べると発生率は低いといわれています。
また、上記3タイプの歯ぎしりを単独で発生させるケースと、複合的に起こる場合も多いようです。

いずれのタイプも珍しいものではなく、
人口の5~15%が睡眠中に歯ぎしりをすると言われるほど。
それどころか、だれでも寝ている間、多少は歯を合わせています。
ただ、一定以上の強さや回数だと、後述するような悪影響があるため対処が必要となります。

そして、もう1つ付け加えて歯ぎしりについてご説明しますと、じつは歯ぎしりは、浅い眠りのときに起こることがわかっています。
人間は深い眠りと浅い眠りを交互に繰り返し、深い眠りのとき筋肉の動きは抑制されています。
そして眠りが浅くなると抑制が解け、その拍子に咬筋(頬の筋肉)が動き、歯ぎしりが起こると考えられるのです。

では、なぜ歯ぎしりは起こるのか!?
彼女の歯ぎしりはどのタイプだったのでしょうか?

原因1.ストレスが原因の歯ぎしり

歯ぎしりの一番の原因としてあげられるのが、ストレスです。
現代社会はストレス社会で多くの人がストレスを感じながら生活をしています。

そして、歯ぎしりを起こしてしまう人は、そのストレスをうまく発散できず、溜め込んでしまうため、その結果、就寝中に溜まっていたストレスによって歯を食いしばり歯ぎしりをしてしまうことがあると言われています。
そしてなんと、ストレスは、睡眠を浅くする要因であり、歯ぎしりの7~10%に関与していると言われいるのです。

もしかすると彼女も仕事などでストレスを感じているのでは!!?
ちゃんと彼女の心のケアをしてあげることも大切ですよ(^v^)ノ

原因2.歯の噛み合わせの悪さによる歯ぎしり

歯ぎしりは、歯並びの悪さから起こることもあります。
また、虫歯治療中で治療が終わっていない場合や、治療の際に歯に詰めた詰め物が大き過ぎて高さがあっていない、歯を抜いた後にそのままにしているなど、顎筋肉の緊張がアンバランスになっていることが原因で歯ぎしりが起こると言われています。
また、以前は、噛み合わせが悪いから歯ぎしりをすると言われていましたが、今では反対で、歯ぎしりをするから、噛み合わせが悪くなることもわかってきました。
どちらにせよ、治療中の歯をそのまま放置しとくのは良くないので、すぐに歯医者さんにいきましょう!!

定期的に、歯医者さんに行くことをおすすめします∠(>w<)

原因3.喫煙、飲酒が原因の歯ぎしり

喫煙や飲酒も歯ぎしりが引き起こすやすい原因としてあげられます。歯ぎしりと関連する原因として考えられているのは、アルコールや煙草のニコチンです。
ただ喫煙と飲酒は、歯ぎしりを引き起こしやすいというだけなので、
あくまで、歯ぎしりを引き起こす可能性があるとして、お酒や煙草でストレス発散されている方もいると思いますので無理にとは言いませんが適度な量に抑えることも必要かもしれません。

原因4.逆流性食道炎による歯ぎしり

一見、関係性のないようにみえる、逆流性食道炎も実は歯ぎしりの原因ではないかと最近言われています。
睡眠中の歯ぎしりが多くなった逆流性食道炎の患者に、逆流性食道炎を治療のための胃酸の分泌を抑制する薬を処方したところ、睡眠中の歯ぎしりも減ったという症例があるそうです。

そういった症状のある方は、すぐに病院へ!!


 

以上、上記4つが原因として考えられています。
しかし、歯ぎしりは自覚症状がほとんどなく、症状が分かるのは多くの場合、
家族やパートナーの方からの指摘で気づくことが多い歯ぎしりの症状ですが、
ぜひ以下のチェックリストで自己チェックしてみてください。
該当の項目が一つでも当てはまる場合、歯ぎしりをしている可能性があります。
彼女にもやってみてね!!

1.朝、起きた直後自然に口を閉じたとき上下の歯がお互い重なって、歯を食いしばっていることがある。
2.頬に固い膨らみがある。頬の骨が隆起している、盛り上がっているなどい異常がある、または頬の内側や舌にかんだ痕がある。
3.歯にひびがあったり、欠けたことがある、または歯がくさび状にかけている。
4.上下の歯が噛みあうところに、すり減りがある、削れている、または歯にひびが入っている。
5.朝起きた時に口の周囲がこわばっていたり、顎が疲れている。
6.集中しているとき(車の運転、パソコンで作業をしている時、趣味に没頭している時など、無意識に噛みしめている。
7.肩こりや、頭痛が多い。

ついでに、歯ぎしり予備軍チェックリストも行ってみましょう

1.足を組む癖がある。
2.横向きに寝ることが多い。
3頬をついていることが多い。
4.姿勢が悪く猫背である。
5.高めの枕を使用している。

上記のチェックリストに一つでも当てはまる人は、顎関節症だけではなくて、
体全体のバランスも悪くなる可能性が高いため、すぐに改めましょう。
彼女はどうだったでしょうか?

これまで、歯ぎしりについて説明してきましたが、少しは理解していただけましたでしょうか?
この歯ぎしりの原因を踏まえて、次に予防法についてご説明いたします。

予防法は多く分けると7つあります。

1.就寝前の1時間はリラックスタイムにして、自分の好きなことを楽しむ。
2.顎や頬の筋肉をよく揉みほぐすようにマッサージをして、筋肉をリラックスさせる。
3.枕を低くして、枕の上に首の付け根までのせ、上を向いた姿勢で寝るようにする。
4.布団に入ったら「明日はきっと楽しい1日になる」と自己暗示をかけてみる。
5.昼間、歯と歯を噛みしめていると気が付いた時は、深呼吸をするようにする。
6.日常生活でなるべく笑うように心がける。そうすることで歯と歯の接触が少なくなる。
7.歯ぎしりの治療を行っている歯科医院で、正確に合わせたマウスピースを作ってもらう。

歯科医院に行かなくてもamazonで1,000円以内で買えるマウスピースもあります。

http://goo.gl/bl97T5
歯ぎしりマウスガードR

以上7つの予防法をあげましたが、残念ながら歯ぎしりが起こるメカニズムはまだ不明な点が多いため、完全な予防法がないのが現状です。
まずは対症療法を組み合わせて、できることから始めてみましょう。

もし彼女が落ち込んでいたら、1番の支えになってあげて下さい。
笑顔が1番の治療ほうかもしれませんよ!

これを機会に二人のお悩みが解決できることを願っております。

今日はハッピーナイトになれますように☆

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竹田 浩一(睡眠改善インストラクター)

竹田 浩一(睡眠改善インストラクター)

幼少期から睡眠障害で悩み、様々な策を講じ28歳で克服。現在は朝5時起床夜10時就寝という生活を送る。TBS「マツコの知らない世界」に目覚まし時計と睡眠の専門家として出演。また学校や企業で睡眠講座を行うなど睡眠改善の啓蒙活動を続ける。

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